生涯生きる力となる能力を身につける
豊富な体験授業や行事を通し、協調性やリーダーシップ、上級生が下級生の面倒を見るなど、思いやりのある豊かな心を養います。大人になってから必要な知識やスキルを、子どもたちが理解できるよう丁寧な指導を行っています。
東京都市大学付属小学校 二大イベント
■ 運動会(5月)・音楽発表会(10月)
本校の二大イベントとして「運動会」と「音楽発表会」があります。どちらも友だちと一つのものを創り上げる過程で、お互いに支え合い、自分がどう関わっていったらよいかということを学ぶ大切な場となっています。練習の過程では、互いに聞き合い認め合いながら、より高め合うことを意識します。時には緊張感などから思い通りにいかないこともありますが、それを乗り越える手立てを仲間と共に考えていくことが、6年間を通し自らを律する強い心を育むことにも繋がります。これは、いざ中学受験の本番になったときにも役立つ能力です。運動会での集団演技や競技、音楽発表会での大きな舞台に上がる経験は、スポーツや芸術の感性を磨くだけでなく、大きな達成感ももたらし仲間との絆を深めてくれます。


1年から6年までの『たてわり活動』
上学年が下学年と交流する集会を自分たちで企画します。下学年を優しくお世話する経験を通して、高学年としての自覚やリーダー性を育てます。
●たてわり三色対抗運動会 ●通学方面別集会 ●他学級・他学年との昼食会 ●他学級・他学年との交流遊び

宿泊行事
自然の中での様々な体験を通して、驚いたり感動したり、自然を大切にする心を養います。また、寝食を共にすることにより、学年の仲間との絆も深まります。
●1・2年:林間学校(箱根) ●3年:林間学校(蓼科) ●4年:異文化体験学習(ブリティッシュヒルズ)
●5年:臨海学校(余島) ●6年:修学旅行(奈良・京都)、卒業記念旅行(北海道)

芸術鑑賞教室
国際的なヴァイオリニストとして活躍する卒業生が、在校生に向けてミニコンサートを開き、演奏を披露してくれます。本物の芸術に触れるだけでなく、卒業生の活躍を間近で見る機会は、子どもたちの大きな刺激となっています。

こころときもちが元気になる! ミクニレッスン
食育プログラム


2005年に食育基本法が制定され、食育は知育・徳育・体育とならび「豊かな人間性を育み、生きる力を身につけていく」ために、教育に欠かすことのできないものと位置づけられました。
本校では、食育プロジェクトチームの研究成果をもとに、食育プログラムを4年生の授業カリキュラムにとり入れ、その総合監修ならびに講師として、国内を代表するフランス料理家である三國清三氏を迎えて行っています。
具体的なカリキュラムとしては、本校屋上の農園を利用し、野菜を種まきの段階から育て、子どもたち自らが農業体験を行いながら、味覚を知ること、食の知識、日本の食文化、食事のマナー、地域の食材等について、年間12回にわたって学んでいます。また、最後の授業では、収穫した野菜を使って本格的な調理実習も行います。2020年、2021年はコロナ禍においても校内で三國氏自ら調理を行いZoom中継で子どもたちはその様子を視聴することで「本物」を知る貴重な体験ができました。
<三國清三氏プロフィール>
日本を代表するシェフの一人。1954年北海道増毛町生まれ。帝国ホテルを経て、弱冠20歳で駐スイス日本大使館の料理長に就任。退任後は修行を重ね、85年、東京の四谷に「オテル・ドゥ・ミクニ」を開店する。99年、フランス・ボジョレーにてルレ・エ・シャトー世界5大陸トップ・シェフ5人の一人に選ばれる。ニューズウィ ーク(日本版)では、『世界が尊敬する日本人100Japanese』の一人に選ばれる。2015年には、フランス共和国よりレジオン・ドヌール勲章シュヴァリエを授与される(日本の料理人へは初めて)。
現在は、子どもたちの食育活動や復興支援活動(笑顔プロジェクト)にも熱心に取り組んでいる。