東京都市大学付属小学校2021
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低学年1年生2年生からだ全体で学ぶp.163段階の学び成長に応じた本校では子どもたちの成長に合わせ、3つの柱をコンセプトに、以下の目標を掲げています。本校の教育の二本柱は、「高い学力」と「豊かな心」です。それを実現させるために、低学年では「からだ全体で学ぶ」、中学年では「ともに学ぶ」、高学年では「自ら学ぶ」をコンセプトに日々の教育を実践しています。低学年の2年間は、小学校生活6年間の土台となる基礎をつくる大事な時期です。そこで、子どもたちが興味を持って学習に取り組めるよう様々なアプローチをしていきます。特に生活科と図工科を合科した『体験科』の授業では、2年間で20以上のプログラムを実践します。このような『体験科』の授業を展開していくことで、子どもたちは不思議だな、なぜかな?と思ったことについて考えたり、調べたりして、自ら問題を解決する力の素地を身につけていきます。そして、この体験学習の積み重ねが、中学年での学び合いへつながっていきます。中学年の2年間では、学習の場面だけでなく、生活の場面でも、他者の考えを認める素直な心、多様な考え方ができる柔軟な心の育成をめざし、班活動や話し合いを重視した活動が多く取り入れられています。認め合うことで自分に自信がつき、学習意欲も高まっていきます。この経験が高学年になったときに自ら学ぶ力となり、本校が目指す「高い学力」と「豊かな心」につながると考えています。これらを実現させるために本校で一番大切にしていることは、私たち教師が、常に子どもたちと向き合い、一人ひとりの成長や小さな変化に気づけるよう注意深く子どもたちを見守ることです。そして、どんなときでも「愛情」をもって指導にあたっています。児童一人ひとりの成長や変化に気づき、「愛情」をもって指導にあたっていますTOKYO CITY UNIVERSITY ELEMENTARY SCHOOL14

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